妊活中のメンタルケアを5つのタイプ別に紹介!
2024年 7月 2日
妊活中はメンタルの悩みもつきません。毎月生理が来るたびに、今回もまた妊娠できなかったと落ち込んでしまって、それが続くうちに、精神的に追い込まれてしまうことも少なくありません。実際妊活によって「妊活うつ」の状態になる人もいます。
今回は妊活中に効果がある、おすすめのメンタル対策についてご紹介します。
1.適度に運動する
適度な運動習慣を作ることはストレス解消につながります。運動をすると興奮や不安などを引き起こすドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を抑制したり、精神の高まりを抑えるセロトニンの分泌を増やす作用があると考えられています。
ストレスを解消するためにおすすめなのがウォーキングやヨガのような有酸素運動です。有酸素運動は汗をかく程度の速さで行いましょう。汗は心臓や血管の健康を向上させるために十分な有酸素運動がとれているサインとなります。
また、気分転換のために外に出て散歩をすることやリラックス効果が得られる緑の多い公園で活動的に過ごすことも効果があるとされています。事実、「自然環境はストレスを軽減させる」ことが研究によって明らかになっています。体を動かすことが苦にならない、むしろ運動が好きであるという人は、習慣化するとよいでしょう。
2.人とコミュニケーションを取る
妊活中の悩みや不安というのは自分だけの心に閉じ込めてしまいがちです。その結果ストレスが溜まってしまうこともあるため、妊活中は積極的に人とコミュニケーションをとることを意識しましょう。SNSなどで、同じ悩みを持つ人とつながって、情報交換をしたり、悩みを吐き出す人もいます。 人に話を聞いてもらうだけでもすっきりするというタイプの人におすすめです。
3.趣味や習い事を見つける
妊活に一生懸命取り組むと、つい頭の中がそのことでいっぱいになってしまいがちです。その結果、自分でも気がつかないうちにストレスが蓄積してしまうということもあります。何事も、一つのことばかり考えているのはつらいことです。上手くいかなかったときやネガティブな感情をぶつけられたとき、ショックが大きくなってしまうからです。
気持ちを他に向けてバランスを取るためにも、趣味や習い事を見つけることが大切です。推し活もよいかもしれません。妊活に振り回されず気分転換することができ、心のバランスをとりやすくなることでしょう。何にでも一生懸命没頭しやすい人には特におすすめの対処法です。
4.リラックス時間を持つ
不妊治療のための通院や治療は、心や体が緊張してしまうものです。緊張状態が続くと筋肉がこわばってしまい、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。普段から緊張しやすい人は特に意識してリラックス時間を作るようにしましょう。
一日の終わりにはきちんと気分をリフレッシュできるように、リラックスする時間を意識して設け、自分のために時間を使いましょう。アロマテラピーやマッサージ、入浴剤を使ったバスタイムなどもおすすめです。リラックスするためにおすすめのアロマや香りは以下の通りです。
〇心を落ち着かせたいとき ラベンダー、カモミール、レモンバーム、サンダルウッド、サイプレス
〇疲れを取りたいとき ペパーミント、ユーカリ、レモン、オレンジ、ブラックペッパー
〇元気を出したいとき パイン、ジンジャー
〇幸福な気持ちになりたいとき ローズ、ジャスミン、オレンジ、グレープフルーツ、イランイラン
香りには効果だけでなく好みもあるので、色々試して自分のお気に入りに出会えるとよいですね。
5.自分の気持ちを表に出す
妊娠を望んで努力を続けている間は、期待と不安で気持ちが不安定なものです。ネガティブな感情が芽生えることも当然あります。感情を抑え込む必要はありません。パートナーに気持ちを伝えて、ときには思いきり泣くことも大切です。不安や怒りにふたをせず、外に出してすっきりしましょう。
人にやさしく、自分の気持ちを抑え込んでしまう人は、特に意識して自分の気持ちを大事にしましょう。感じてはいけない気持ちはありません。伝えるのはハードルが高いという人は日記やノートなど紙に書くのもよいかもしれません。抱えている悩みやストレスを書き出すことで、客観的に見ることができ、落ち着いて物事を考えられるようになります。
まとめ
妊活中は気持ちが不安定になりやすいものです。自分に合ったストレス対策法を見つけ、がんばりすぎない妊活を心がけましょう。また、普段楽しめていることが楽しめなくなった、食事や睡眠に影響が出ているという状態が2週間以上続くようであれば、セルフケアでは改善が難しい状態になっている可能性もあります。妊活うつという言葉もあります。その場合は医師に相談しましょう。