子どもの予防接種について知っておきたいこと

2025年 3月 15日

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赤ちゃんが生まれると、予防接種のスケジュールが始まります。予防接種は大切なお子さんを病気から守るための大切なステップです。この記事では、予防接種の基本やスケジュール、注意点について、分かりやすくお伝えします!


予防接種ってなぜ必要なの?

赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫を持って生まれてきますが、その免疫は時間とともに弱まります。そのため、病気にかかりやすくなるのを防ぐために、ワクチンで免疫をつける必要があります。

ワクチンで防げる病気には、はしか、風しん、百日せき、日本脳炎など、重症化すると命に関わるものもあります。予防接種を受けることでこうした病気にかかるリスクを減らし、万が一かかった場合でも症状を軽くすることができます。


どんな種類のワクチンがあるの?

予防接種には「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。


定期接種(公費負担で受けられるワクチン)

日本では、以下のワクチンが定期接種として推奨されています。

  • 五種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib)
  • B型肝炎
  • 小児用肺炎球菌
  • BCG(結核)
  • MR(麻しん・風しん)
  • 水ぼうそう(水痘)
  • 日本脳炎
  • 子宮頸がん(HPV)
  • ロタウイルス

定期接種は、決められた期間内に受ければ無料です。対象年齢を過ぎると自己負担になることもあるため、スケジュールをしっかり確認しておきましょう。


任意接種(自己負担で受けるワクチン)

以下のワクチンは任意接種ですが、かかるリスクを減らすために推奨されています。

  • おたふくかぜ
  • インフルエンザ
  • 新型コロナウイルス

自治体によっては、一部助成を受けられる場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。


予防接種のスケジュール

赤ちゃんは生後2か月から予防接種が始まります。特に生後2~6か月は複数のワクチンを並行して接種することが多いです。スケジュールが複雑に感じるかもしれませんが、母子手帳やかかりつけ医と相談しながら進めていきましょう。


スケジュールの例

  • 生後2か月:五種混合、B型肝炎、小児用肺炎球菌、ロタウイルス
  • 生後3か月:五種混合、B型肝炎、小児用肺炎球菌、ロタウイルス
  • 生後4か月:五種混合、小児用肺炎球菌、ロタウイルス
  • 生後5か月~:BCG
  • 生後6か月~(接種可能):インフルエンザ、新型コロナウイルス
  • 1歳~:MR、水ぼうそう、おたふくかぜ
  • 3歳〜:日本脳炎
  • 小学校6年生〜:子宮頸がん(HPV)

スケジュールは変更されることもあるため、最新の情報を自治体や病院で確認するのが大切です。

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予防接種の前後に気をつけること

予防接種を受ける際は、以下のポイントを押さえておきましょう。


接種前

  • お子さまの体調が良いことを確認しましょう。発熱や体調不良のときは延期することもできます。
  • 予診票を記入し、母子手帳を持参しましょう。
  • どのワクチンを接種するのか、スケジュールを確認しましょう。

接種後

  • 接種した部分をこすらず、清潔に保ちましょう。
  • 30分程度は病院や近くで様子を見て、急な副反応がないか確認しましょう。
  • 当日は激しい運動を避け、水分補給をしっかりしましょう。
  • 数日間は発熱や腫れが出ることがありますが、通常は自然に治まります。心配な場合は医師に相談しましょう。
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副反応って大丈夫?

予防接種を受けると、副反応(軽い発熱や腫れ)が出ることがあります。多くの場合は自然に治りますが、まれに重い副反応が起こることもあります。


こんな時は病院を受診しましょう!

  • 日に日に熱が高くなっている
  • 3日以上熱が続いている
  • 水分がとれないほどぐったりしている
  • 熱以外に鼻水や咳などの症状がある

以下は、アレルギー反応の可能性があるのですぐに病院受診しましょう。

  • 蕁麻疹が出ている
  • 呼吸困難、呼吸が荒い、顔色が悪い
  • 意識が低下している

重い副反応はごくまれですが、万が一に備えて、接種後の様子をしっかり見守りましょう。


まとめ

予防接種は、お子さんの健康を守るための大切なものです。スケジュールが複雑で不安になることもあるかもしれませんが、母子手帳を活用し、かかりつけ医と相談しながら進めていきましょう。お子さまが元気に成長していくための大切なステップだと考えて、一歩ずつ進めていけるといいですね!



[監修]産業看護師・更年期指導士 早川 里実 先生

様々な医療現場で看護師として従事し、早期からのヘルスケアの重要性を痛感。現在は、性差による健康課題に焦点を当て、セミナーを通して啓発活動を行っている。


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