妊娠中の美容ケア:自分らしい美しさを大切に
2025年 1月 26日

妊娠中は心も体も大きく変化します。お腹の中で赤ちゃんが育つのは嬉しいですが、肌や髪、体型に変化が出て美容面で悩む方も多いのではないでしょうか?この記事でケア方法をご紹介しますので、妊娠中も少しでも心地よい時間を過ごしましょう!
妊娠中に起こりやすい肌トラブルとケア
肌荒れや敏感肌対策はやさしいスキンケア
妊娠中はホルモンバランスの変化で肌が脂っぽくなる一方、乾燥しやすくもなります。また、肌のバリア機能が弱まって敏感になることも少なくありません。
洗顔はゴシゴシこすらず、ふわふわの泡で優しく行いましょう。洗顔の後は刺激の少ない化粧水やクリームを手でそっとなじませてください。特に敏感になりやすい時期なので、シンプルで肌に優しいアイテムを選ぶと安心です。
シミ・色素沈着には紫外線対策
妊娠中はシミや色素沈着ができやすくなります。外出の際は日焼け止めをしっかり塗って、帽子や日傘を活用しましょう。石けんで落とせる低刺激の日焼け止めは特におすすめです。
また、ビタミンCが豊富な果物や野菜を摂ることも美肌づくりに役立ちます。栄養とスキンケアを上手に組み合わせて、輝く素肌を目指しましょう!
髪や頭皮のケアも忘れずに
妊娠中や産後は、抜け毛や髪のパサつきに悩む方も多いです。これはホルモンバランスの変化や栄養不足が影響していると言われています。
頭皮マッサージで血行促進
お風呂上がりに指の腹で優しく頭皮をマッサージする習慣をつけましょう。頭皮の血行が良くなると、抜け毛やフケの予防にも効果的です。頭皮用のローションを使うとさらに良い結果が期待できますよ!
良質なシャンプー選び
妊娠中は髪の毛が一時的に増えることもありますが、産後は抜け毛が増えることが多いです。アミノ酸系などの優しいシャンプーを選ぶことで、頭皮への負担を減らせます。

妊娠線対策は「早めの保湿」
妊娠線は妊娠中期以降にお腹や太もも、お尻などに現れることが多いです。一度できてしまうと完全には消えないため、早めの予防が重要です。
マタニティクリームを活用
お腹が大きくなる前から、保湿力の高いクリームやオイルを塗る習慣を始めましょう。皮膚を柔らかく保つことで、妊娠線だけでなくかゆみの予防にも役立ちます。毎日少しずつケアすることで大きな違いを感じられるはずです!
体型維持のためにできること
妊娠中は無理なダイエットは禁物ですが、適度な運動と栄養バランスのとれた食事が健康と美容を支えます。
軽い運動で代謝をキープ
マタニティヨガや散歩など、体に負担の少ない運動を取り入れてみてください。筋肉量を維持することで、代謝が落ちるのを防ぐことができます。
タンパク質をしっかり摂る
妊娠中は赤ちゃんの成長にも関わるタンパク質が重要です。肉や魚、卵、大豆製品などを積極的に摂り、健康的な体を保ちましょう。

その他の妊娠中の美容ポイント
指輪やネイルに注意を
妊娠中はむくみが原因で指輪が外れなくなることがあります。妊娠中期には指輪を外しておくと安心です。また、ネイルは緊急時に健康管理の妨げになる可能性があるため、控えてください。
ヘアカラーは慎重に
妊娠中のヘアカラーは使用頻度が高くなるほど、生まれた子どもが3歳時にアレルギー性鼻炎になりやすくなる傾向にあることが明らかになったという報告もあります。使用頻度が控えられるように地毛に近い色にしておくなどの対策をお勧めします。肌が敏感になりやすい時期なので刺激の少ないものを選びましょう。
まとめ
妊娠中は赤ちゃんのことを優先しがちですが、ママが元気でいることが一番大切です。少しのケアでも心が穏やかになったり、自信が持てたりすることもあります。「自分のための時間を持つ」ことを忘れずに、毎日の小さな努力を楽しんでくださいね!
[監修]産業看護師・更年期指導士 早川 里実 先生
様々な医療現場で看護師として従事し、早期からのヘルスケアの重要性を痛感。現在は、性差による健康課題に焦点を当て、セミナーを通して啓発活動を行っている。