妊娠中の不調を乗り越える!症状別の対策リスト

2025年 1月 19日

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妊娠すると、女性の体は大きく変化します。特に初期、中期、後期で違う症状が現れます。この記事では、妊娠の3つの段階ごとに見られることが多い症状と、その対策について解説します!


妊娠初期(0〜12週)

1. 吐き気・つわり

妊娠初期には、多くの女性がつわりを経験します。朝に吐き気が強くなることが多いため「朝の病」とも呼ばれますが、一日中続くこともあります。ホルモンの急激な変化によって引き起こされると言われています。

対策:

  • 少しずつ小まめにに食事をする:空腹が吐き気を引き起こすことがあるため、ちょっとずつの食事が効果的です。
  • しょうがを取り入れてみる:しょうがは吐き気を楽にする効果があるため、しょうが茶やしょうが飴を試してみましょう。
  • 医師に相談する:症状が重い場合は、医師に薬を処方してもらうことも検討しましょう。

2. 疲労感

妊娠初期はエネルギーをたくさん消費するため、疲れやすくなります。

対策:

  • 十分な睡眠をとる:早寝早起きを心がけ、昼寝も取り入れましょう。
  • バランスの取れた食事をとる:鉄分やビタミンB群が豊富な食材を食べることで、疲労を軽減できます。
  • 軽い運動をする:ウォーキングやヨガで体力を維持しましょう。

3. 頻尿

妊娠初期のホルモン変化で腎臓の働きが活発になり、頻尿が見られることがあります。

対策:

  • 我慢しない:トイレに行きたいと感じたら無理せず行きましょう。
  • 夜間の水分摂取を控える:寝る前の水分を控えると、夜間の頻尿を減らせます。
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妊娠中期(13〜27週)

1. 腰痛・背中の痛み

お腹が大きくなることで、腰や背中に負担がかかり痛みを感じることがあります。

対策:

  • 正しい姿勢を保つ:背筋を伸ばし、肩をリラックスさせると負担が軽くなります。
  • 適度な運動を行う:妊娠中のヨガやストレッチは痛み楽にします。
  • サポートベルトを活用する:お腹を支えるサポートベルトで腰への負担を軽くしましょう

2. 胃のむかつき・胸やけ

子宮の成長により胃が圧迫され、胸やけが起こることがあります。

対策:

  • 少量ずつ小まめにに食べる:胃への負担を減らし、胸やけを予防します。
  • 消化の良いものを摂取:油の多いものや甘いものはできるだけやめて、胃や腸に負担の少ないものを食べましょう。
  • 上半身を高くして寝る:枕で上半身をサポートすることで、胃酸の逆流を防げます。
  • 医師に相談する:食事の量が減るなど症状が辛い場合は、医師に相談し薬を処方してもらいましょう。

3. 足のむくみ

妊娠中期は血液量が増え、特に足がむくみやすくなります。

対策:

  • 足を高くする:座っている時や寝る時にクッションを使って足を高くしましょう。
  • 圧迫ストッキングを使う:血液の流れを良くして、むくみを軽くします。
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妊娠後期(28〜40週)

1. 腰痛と背中の痛み

妊娠後期はお腹がさらに大きくなり、腰や背中への負担が増加します。

対策:

  • 正しい姿勢を意識する:背筋を伸ばし、腰にはクッションを使用しましょう。
  • 温湿布やマッサージを活用する:痛みの緩和に役立ちます。
  • サポートベルトを使う:腰痛対策として効果的です。

2. 便秘

ホルモンの影響や腸の圧迫により便秘が悪化することがあります。

対策:

  • 食物繊維が豊富な食べ物を選ぶ:野菜や果物、全粒穀物(玄米、全粒小麦など)が便秘の解消に役立ちます。
  • 十分な水分補給をする:1日8杯以上の水を摂ることで便が柔らかくなります。
  • 軽い運動をする:ウォーキングやヨガで腸の動きを良くしましょう。

3. 睡眠の質の低下

お腹が大きくなると寝づらくなり、眠りの質が低下することがあります。

対策:

  • 寝る姿勢に気をつける:横向きに寝ると、血流が良くなり快適に過ごせます。
  • リラックス法を取り入れる:温かいお茶やアロマでリラックスする習慣を作りましょう。

まとめ

妊娠期間中は、身体に様々な変化が起こります。初期、中期、後期それぞれの時期で異なる症状が見られますが、その時期に合った対策をすることで妊娠生活をより快適に過ごすことができます。症状が重くなったり不安があったりする場合は、早めに医師に相談することが重要です。自身の体と向き合い、適切なケアを取り入れて、穏やかな妊娠期間を過ごしましょう。



[監修]産業看護師・更年期指導士 早川 里実 先生

様々な医療現場で看護師として従事し、早期からのヘルスケアの重要性を痛感。現在は、性差による健康課題に焦点を当て、セミナーを通して啓発活動を行っている。

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