卵胞期が狙い目!効率よく健康的なダイエット

2024年 6月 27日

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みなさんはダイエットで、食事や運動を頑張ったけど、あんまり効果がなくてがっかりした経験がありませんか?効率よくダイエットするなら食事や運動などの「方法」だけでなく「時期」にもこだわってみましょう。実は女性ホルモンの影響で、結果を出しやすい時期があるのです。


卵胞期とは?

卵胞期とは生理終了から排卵までの期間をいいます。28日周期の方なら生理後約7〜10日間です。この期間にはエストロゲンという女性ホルモンが多く分泌されます。

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生理が終わると体が軽くなったり、肌や髪の潤いを実感した経験はありませんか?

これらは女性ホルモンの変化が影響しています。また精神的にも気持ちが安定しやすいなど良い作用があります。

卵胞期がダイエットチャンスの理由

卵胞期がチャンスである理由は2点あります。

水分を出しやすい時期

1つ目は、余計な水分を外へ出しやすい時期だからです。生理前は浮腫みやすく便秘傾向になる方もいますが、生理後は水分をため込みにくい時期へと変化します。浮腫みにくく腸の動きも活発なので、ダイエットにはぴったりですね。

モチベーションが保たれやすい時期

2つ目は、気持ちが落ち着いて前向きになれる余裕のある時期だからです。モチベーションが維持されやすいので、いつもよりも少し多めに負荷をかけても頑張りやすい時期です。

ダイエットの前に確認すること

大前提として、無理なダイエットはおすすめしません。女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、それ以上に健康を害してしまう可能性もあるからです。

健康的にダイエットをするには、まず自分のBMIを確認することから始めましょう。

BMIは身長と体重のバランスのことで、下記の計算式で求められます。


BMI=体重(kg) ÷ {身長(m)×身長(m)}


18.5〜25が標準で、それ未満がやせ、それ以上が肥満の判定です。

BMIを18.5未満に減らすのは、女性ホルモンのバランスがくずれる原因となります。

ダイエットの目標としては、体重を落とすだけでなく、「体型を整える」「筋肉を増やすこと」なども重要です。体重だけをどんどん落とすダイエットは、体調が悪くなりやすいので注意してください。


生理周期に合わせた食事

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卵胞期のダイエット:食事編

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ダイエットは、ただ食事量を減らせばいいというものではありません。活動に必要なエネルギーを確保できないと、頭がぼんやりして仕事や家事の効率が落ちてしまいます。食事バランスを整えるよう見直すことで、3食しっかり食べつつ、減量することをおすすめします。

忙しい毎日だと、つい手軽に摂取できる炭水化物が多くなってしまうことはありませんか?おかずをしっかり取り、バランスを整えていきましょう。肉・魚・卵等のたんぱく質は、片手の掌に乗る分が1食分の摂取目安量です。野菜は1食で両手の掌に乗るくらいと多めですが、加熱すればかさが減ります。

また、いくら卵胞期は水分などをため込みにくい時期だと言っても、夜遅くに食事をするのは良くありません。消費されないエネルギーは脂肪として蓄えられます。朝食や昼食と違って、夕食後は活動量が少なく消費カロリーが少ないですから、夕食は遅くとも21時くらいまでには済ませて軽めにしましょう。

卵胞期のダイエット:運動編

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卵胞期はいつもより体調が良いと感じる人が多いと思いますから、運動にチャレンジするのも効果的です。既に運動習慣がある方は普段より重めに負荷をかけてみてください。

運動の習慣がない人にはウォーキングがおすすめです。少し速足で行うだけで効率的にカロリー消費ができます。まとまったウォーキング時間が取れない方は、一日の歩数をいつもよりプラス1000歩多くするように心がけるのも効果的です。1000歩は10分のウォーキングと同じカロリーを消費できますから、目安にしてみてください。

また、ウォーキングのような有酸素運動に筋トレをプラスすると代謝がアップするのでより効果的です。歯磨きやお風呂に入る前など、既にある習慣とセットにすると続けやすいです。いきなり腕立て伏せは難しいことも多いので、最初は膝をついた状態で腕立て伏せをするとやりやすいです.それでも辛いと感じる人は、立った状態で壁に手を当てて試してみましょう。卵胞期には、今の自分の運動量を少し増やしてみることに挑戦してみましょう。

まとめ

ダイエットは心と身体の調子が安定しやすい卵胞期が狙い目です。

女性ホルモンの働きを上手に利用して、効率よく健康的なダイエットを心がけましょう。


監修者プロフィール柴田綾子 (Shibata Ayako) 先生

淀川キリスト教病院 産婦人科専門医,周産期母体,胎児専門医

2011年群馬大学医学部を卒業後に沖縄で初期研修し2013年より現職。妊婦健診や婦人科外来診療をしながら女性の健康に関する情報発信やセミナーを中心に活動している。

著書:女性の救急外来 ただいま診断中!(中外医学社,2017)、産婦人科ポケットガイド(金芳堂,2020)。女性診療エッセンス100(日本医事新報社,2021)


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