にきびは思春期だけじゃない!にきびの対処法
2024年 7月 7日
にきびとは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態で、正式名称は「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」です。一般的には顔、胸、背中などに赤くぶつぶつしたものができます。
にきびの原因
にきびの原因は、主に皮脂分泌が増加すること、毛穴の出口が角化して詰まること、アクネ菌(ニキビ菌)の増殖の三つが関係しています。
まず、思春期に性ホルモンの分泌が増加する、ストレス等により性ホルモンが過剰分泌されることにより、皮脂腺から通常より多くの皮脂が分泌されます。女性の体では、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れることでニキビができやすくなります。
次に起こるのが毛穴の詰まりです。通常皮膚は定期的に生まれ変わる「ターンオーバー」の機能を有していますが、これが乱れることで毛穴の出口にある角層が剥がれることなくそのままとどまり、分厚く角化して出口をふさぐのです。
更に、詰まった毛穴の中で皮脂が充満すると、アクネ菌(誰しも持つ肌の常在菌)が増加し、これが炎症を引き起こします。
にきびの種類
にきびには、大きく分けて「炎症のないにきび」と「炎症のあるにきび」があります。
炎症のないにきびには、未だ微細で目に見えない状態ながら毛穴の出口が狭まって皮脂が詰まり始めた状態の「マイクロコメド(微小面ぽう)」、あるいはその先で皮脂が毛穴に詰まった「コメド(白にきび/黒にきび)」があります。
炎症のあるにきびには、コメドが悪化して炎症が起きた状態の「赤にきび」、赤にきびが更に悪化して炎症が激しくなり、先端に黄色い膿がたまった状態の「黄にきび」があります。
ニキビの対処法
ニキビができてしまったら、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなど肌に良い栄養素を意識して摂取し、暴飲暴食は控えましょう。 意識して野菜中心の和食を食べるようにしてください。 揚げ物を避け、煮物や焼き物でたんぱく質を摂取します。 また、アルコールの多量摂取や刺激物の摂りすぎも良くありません。 生活習慣も改めてください。
洗顔は1日2回。ごしごしとこすらずに洗顔料を泡立てて優しくなでるように汚れを落とします。 疲れていても、お化粧は洗顔料で落としましょう。 洗顔したらしっかりと保湿をします。 お化粧は可能な限り薄くして、肌への負担を和らげてください。
ただし、紫外線はニキビを悪化させるので紫外線対策だけはしっかりとする必要があります。 低刺激の日焼け止めをつけて、帽子や日傘でUVカットを行ってください。
そして大切なのが睡眠です。 1日7時間以上の睡眠をしっかりととります。 ベッドに入ったらスマホやゲーム機をいじるのをやめてください。 眠る1時間前にお風呂に入り、リラックスしてから眠りにつくと朝までぐっすりと眠れます。
これに加えて薬をつけるとより効果的ですよ。