ダイエットのNG行為を知って綺麗になろう

より良い自分を目指すためにダイエットに挑戦する方も多いのではないでしょうか？しかしダイエットの方法を間違えると体調を崩したり逆に太りやすくなってしまうことがあります。この記事ではダイエット中に注意したいことについて紹介します。

目次

• 食事制限だけのダイエットはよくない

• 脂質と炭水化物の摂取には注意
• 精神的なストレスのかかるダイエットはやめよう

食事制限だけのダイエットはよくない

食事制限だけのダイエットはすぐに痩せたい人などがつい始めてしまいがちなダイエット法のひとつですが、さまざまなデメリットがあります。

1,栄養不足

一般的なダイエットの多くは、特定の食品群や栄養素（炭水化物や脂質など）を制限しているため、栄養不足になる可能性があります。例えば、低炭水化物ダイエットでは食物繊維が不足し、低脂肪ダイエットでは必須脂肪酸が不足する可能性があります。このような栄養不足は、免疫力の低下、脳機能の低下、慢性疾患のリスク増加など、健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

2,代謝の悪化

ダイエット中の食事制限による摂取カロリーの減少を体が飢餓の兆候と捉えて、代謝を低下させることがあります。代謝の低下によって安静時の消費カロリーが少なくなることで減量が難しくなり、仮にダイエットが成功しても簡単にリバウンドしてしまう可能性があります。

3,暴飲暴食のリスク

厳しい食事制限を課したダイエットは、飢餓感や食べ物への執着につながります。これによって食欲がコントロールできなくなり暴飲暴食し、その後罪悪感を感じることがあります。その結果、ダイエットと過食の悪循環に陥る可能性があります。

4、長く続かない

食事制限だけのダイエットは、厳しいルールに縛られ、食生活に十分なバリエーションや楽しみを与えることができないため、長期的に続けることが難しくなりやすいです。また、通常の食事パターンに戻ると体重が戻ってしまう可能性があります。

以上の例は食事制限だけのダイエットの多くのデメリットの一部です。極端な食事制限に頼るのではなく、健康的な食習慣に少しずつ変えながら、運動も併用して、長期的にダイエットを継続できるようにすることが大切です。

脂質と炭水化物の摂取には注意

脂質と炭水化物は、私たちの食事を構成する主要な栄養素のひとつです。どちらも体を正常に機能させるために不可欠な栄養素ですが、ダイエット中の摂取には注意が必要です。

脂質の注意点

脂肪は私たちの体にエネルギーを供給し、特定のビタミンの吸収を助ける必須栄養素です。

アメリカでは、成人の場合、脂肪分の多い肉、バター、チーズなどに含まれる飽和脂肪酸の摂取を1日の総カロリーの5～6％以下にするよう推奨されています。さらに、揚げ物や焼き菓子に多く含まれるトランス脂肪酸も完全に避けることを推奨しています。

ダイエットの中には低脂肪を推奨するものが多いですが、脂肪にも種類があり、そこに注意して摂取する必要があります。ナッツ類、種子類、魚類に含まれる不飽和脂肪酸は、適度に摂取することで健康に良い影響を与えます。

炭水化物の注意点

炭水化物は私たちの身体の主要なエネルギー源であり、果物、野菜、穀物、砂糖など様々な食品に含まれています。

ただし、炭水化物なら何でもよいというわけではありません。加工食品や甘い飲み物に含まれる炭水化物は血糖値を急激に上昇させるので、制限する必要があります。それに対して全粒粉に含まれるような糖質は消化がゆっくりで、持続的なエネルギー源となります。

体重を減らすためには

炭水化物を食べないダイエットをすると体内の筋肉が脂肪に変わってしまって、体重は落ちたとしても見た目として美しい体になりにくくなります。また脂質を取らないと、肌や髪の調子が悪くなりやすいです。

脂質、炭水化物どちらも魚や大豆製品、野菜からの摂取を心がけ、加工食品やジャンクフードを避けるようにすることが効果的です。

精神的なストレスのかかるダイエットはやめよう

「痩せなきゃ」という気持ちを過剰に自分に押し付けると、精神的なストレスを与えてしまいます。そういったストレスはダイエットの成功を邪魔してしまうことがあるのです。

ストレスがかかると、私たちの体はコルチゾールと呼ばれるホルモンを分泌します。このホルモンはエネルギー効率を悪くして、脂肪の燃焼効率を悪くすることがあります。さらに、ストレスは高脂肪や高糖分の食品を欲するようになり、ダイエットの目標には逆効果になることもあります。

またストレスは、ネガティブな感情に反応して食べてしまう傾向のある「感情的摂食」を引き起こす可能性もあるそうです。感情的な食事は過食につながり、ダイエットにそぐわない不健康な食品を消費することにもなりかねません。

このような悪影響に加え、ストレスは代謝の変化を招き、体重の減少を難しくする可能性があります。

ストレスをできるだけ少なくしてダイエットに取り組む方法をいくつかご紹介します。

運動

体を動かすことは、ストレスを軽減し、気分を向上させるのに効果的です。定期的な運動はダイエット効果だけでなく健康全般の改善を促します。

十分な睡眠

十分な休息をとることは、ストレスに対処し、健康的な生活をするために不可欠です。十分な睡眠を取ることで食欲を調整し、代謝を向上させ、体重を減らしやすくする効果もあります。

仲間づくり

ストレスに対処し、ダイエットの目標を達成するためには、周りの人との協力が大切です。友達や家族、SNSなどで相談できる相手を作りましょう。

こまめに体重計を見ない

体重は1日の中でも増減し、日々こまめに変化します。毎日体重の数字ばかりを追いかけていると精神的なストレスがかかりやすくなってしまいます。

また同じ体重だったとしても、体内の脂肪や筋肉の量の割合によって見た目は大きく変わります。毎日細かく体重計に乗って体重の数値ばかりを追いかけるダイエットはやめましょう。

正しい知識でダイエットを行おう！

ダイエットでは正しい知識を持ってストレスフリーに行うことが大切です！ぜひ目先の数値ばかりにとらわれずおおらかな気持ちで自分の身体に向き合うようにしましょう。