口がすぐ乾く!原因は?
2024年 7月 24日
口の渇きには様々な原因があります。自分の口の渇きの原因が何か、この記事を参考にして探ってみましょう。ここでは、代表的な口が乾く原因と、口を潤す方法をご紹介しています。
目次
・口が渇く原因
・対処法
・まとめ
口が渇く原因
①口腔乾燥症(ドライマウス)
口腔乾燥症(ドライマウス)は何らかの要因で唾液の分泌量が減り、口が乾きやすくなる症状の事です。加齢、ストレス、口呼吸などが主な原因となっています。
口を潤すためには鼻呼吸を意識したり、唾液が出るような酸味のあるものを食べたり、舌で頬の内側を押して唾液の分泌を促すことが大切です。
②薬の副作用
薬の副作用で唾液の分泌が減る場合があります。代表的な薬としては抗うつ剤、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などがあり、これらの薬を服用している方は、その薬が口の渇きの原因となっている可能性も考えられます。
③高血糖
高血糖は血糖値が250 mg/dlを超えている状態の事を言います。高血糖になると、体は血液中の水分を少しでも増やして血糖値を下げようとするので、水分を欲するようになります。その結果、口の渇きを感じやすくなるのです。
④シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、免疫システムに異常が起こって自分で自分を攻撃するようになってしまう難病指定の自己免疫疾患です。代表的な症状には口や目の渇きがあります。発症確率は約2000年に1人とそれほどメジャーではない病気ですが、17:1の割合で女性患者の方が多く、特に中高年の女性に多いと言われています。
⑤妊娠
赤ちゃんがいると、自分自身だけではなく赤ちゃんのためにも水分が必要となります。そのため、普段飲んでいる水の量だけでは二人分の水分量をまかないきれず、口が渇きやすくなると言われています。
また、妊娠するとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が増加します。この影響で汗をかきやすくなるため、体から出ていく水分の量が増え、結果として口が渇きやすくなります。
対処法
①こまめな水分補給
口を潤すために一番大切なのは、水分補給です。口が渇くのは、体が水分を欲しているサインです。のどが渇き始める前から、こまめに水分補給をしましょう。水分補給が簡単にできない場面では、唾液の分泌を促すマウススプレーなどを活用しても良いでしょう。
②よく噛む
食事をするときは、一口一口よく噛むことを意識しましょう。噛むことで唾液が分泌されるようになるので、早食いは良くありません。日頃から、一口当たり最低30回ほどは噛んで、ゆっくり食事を楽しみましょう。
③舌の運動
舌の運動で唾液の分泌を促すことができます。舌を下のように上下10往復、左右10往復、右回りと左回りを各5周ずつ行うと、唾液が出てきやすくなります。
④飲酒・喫煙を控える
お酒には体からの水分の排出を促す効果があります。また、 タバコには交感神経に作用して、唾液の分泌量を低下させる効果があります。そのため、口の渇きが気になる場合は、飲酒や喫煙をなるべく控えるようにしましょう。
まとめ
口の渇きには様々な要因があります。自分の口の渇きの原因として思い当たるものはありましたか?万が一口の渇きが長期間続くようであれば、体に何らかの問題がある可能性もあるので、医療機関で相談してみましょう。口の渇きを感じたら、まずは紹介した対処法を試してみてくださいね。