不妊の基礎知識と予防法

2024年 8月 21日

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目次

・不妊とはどんな状態?

・自然妊娠できる時期

・不妊の原因

・ホルモン分泌を安定させるには

・まとめ

不妊とはどんな状態?

まず不妊の定義ですが、「通常の性交渉を定期的に避妊せずに行って一年間妊娠がない場合」に不妊症の疑いがあると言われています。

自然妊娠できる時期

最近では40代や50代の方が出産されるケースも増えていますが、自然妊娠できるのは具体的にいつまでなのでしょうか?

一般的に月経がある時期は12〜50歳と言われていますが、その内自然妊娠が可能なのは40歳頃までであり、より正確に言うと閉経の約10年前までです。

自然妊娠が難しくなる理由

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40歳頃以降に自然妊娠しにくくなる理由は、原始卵胞数の減少にあります。下のグラフのように、原始卵胞数は30代後半からぐっと減っていきます。原始卵胞は発達前の卵胞で、その中には卵子のもとが入っています。そのため、原始卵胞の数が減ることは、受精卵の材料となる卵子が減ることに繋がるのです。

不妊の原因

不妊は時折女性に責任が押し付けられがちですが、実際は不妊の原因が男性の場合と女性の場合が約50%ずつとなっています。そのため、なかなか妊娠しない場合は女性側だけではなく、男性側に何らかの原因がある可能性もあります。

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男性が原因の場合

近年、日本人男性の精子力低下が注目されています。これには男性ホルモンの減少が関係しているのですが、男性ホルモンは本来加齢とともに少しは減るものの、大きく減少することはありません。それが最近、突然分泌量の急降下を迎える人も出てきているのです。

これの主な原因として挙げられるのが、「加齢・ストレス・生活習慣」です。加齢による減少は自然なことですが、ストレスや生活習慣による減少は予防できることです。

ホルモン分泌を安定させるには

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男女ともにホルモン分泌を安定させることが、妊活においては非常に大事になります。上記のような男性の精子力低下も、男性ホルモン(テストステロン)の分泌を安定させることで改善できます。

そのために重要なのは、「適度な運動・ストレス解消・十分な睡眠・バランスの良い食事」です。当たり前じゃないの、と思われると思いますが、残念ながらホルモン分泌に確実に効くサプリメントや特効薬はありません。

この4つを守って生活することで、精子に関しては約2週間で変化が現れると言われています。まずは基本の健康的な生活を送ることが、妊活する上で最も大切です。

不妊かも?と思ったら

健康に気をつかって妊活を頑張っていても、なかなか成果が出ない。そんな「あれ?」と思うことがあれば、時間をおかずにすぐ婦人科を受診しましょう。

人によっては40歳頃に閉経となることもあるため、少しでも気になることがある場合は早めの対策を行いましょう。

まとめ

妊活中は不妊に関して不安に思うこともあるかもしれません。大切なことは「健康的な生活を継続すること」、そして「少しでも気になる事があればすぐ婦人科に行くこと」です。

妊活は女性だけではなく夫婦で一緒に行うものです。女性も男性もストレスや生活習慣に気をつけて過ごして下さいね。