生理中の骨盤痛緩和法!
2024年 7月 31日
生理中に骨盤が痛くなった経験はありますか?生理中には腹痛や腰痛だけでなく、骨盤痛に悩まされている方も少なくありません。この記事では、生理中の骨盤痛の原因からその緩和法までご紹介します。
目次
- 骨盤痛の原因
- 3つの骨盤痛緩和方法
- まとめ
骨盤痛の原因
骨盤痛の原因で最も多いのが月経周期に伴うものです。実は女性には生理周期だけでなく、それに伴って骨盤の開閉周期があるのを知っていましたか?生理が始まってから2~3日目当たりまで、出血を促すために骨盤が緩んでいきます。このときに、体を緩める作用のあるプロゲステロンというホルモンが分泌されるのですが、このホルモンは痛みを伴うという特徴を持っているのです。
排卵日に近づくにつれて骨盤はしまっていき、排卵日を過ぎるとまた生理に向けて骨盤が緩んでいきます。このサイクルがあるため、生理開始後2~3日目までの10日間は骨盤が開いていくホルモンが分泌されており、骨盤痛を引き起こすことがあるのです。
3つの骨盤痛緩和方法
①ストレッチ
骨盤の開閉周期を整えることが、骨盤痛の緩和には非常に有効です。1日の中で骨盤が開くタイミングである就寝前に、骨盤をゆるめるサポートとなるストレッチをしてみましょう。
①足を前に伸ばした状態で座る。
このときお尻の骨で床を感じられるように座りましょう。
②一度体育座りになってから両ひざを左右に倒して足の裏を合わせる。
③なるべく背中をまっすぐにしたまま上体を前に倒す。
このときは息を吐きます。
④息を吸いながら足を前方に伸ばし、息を吐きながら前屈する。(背筋を伸ばすイメージで)
このとき両手は前にのばしましょう。そのまま呼吸を繰り返しながらキープして、体がほぐれたところでゆっくり起き上がってください。
②体を温める
体が冷えていると卵巣や子宮の働きが悪くなるため、痛みを感じやすくなります。ほかの月経随伴症状と同様に、体を温めることは非常に効果的です。飲み物を買う時に意識的に温かいものを買ったり、湯船を溜めたり、カイロや湯たんぽを使ったり、骨盤が開いている時期には体がリラックスする必要がある時期なので、いつもより自分をいたわってみてください。
③骨盤がリラックスするタイミングは無理をしない
骨盤の開閉に合わせて、体のモードも変化します。骨盤が開いている時期は、体も緩みリラックスする必要があります。いつもよりもだるかったり頭が働かなかったりしやすいです。この時期に無理をすると、本来活動的に過ごせる骨盤が締まっている20日間に影響が出てしまいます。ぜひ骨盤が緩む生理2~3日目までの10日間は、仕事やプライベートの予定を抑えめにしてリラックスする時期にしてみては。
まとめ
骨盤の開閉周期と体のモードの関係性を知って、普段の生活の中で意識できるとよりパフォーマンスも高く、メンタル的にも落ち着いて過ごせます。骨盤の歪みは骨盤痛を悪化させることがあるので、日々の生活の中でなるべく足を組まないなどのちょっとしたことにも気を付けられるとより良いでしょう。