デスクワークのお悩みあるあるを解消しよう
2024年 7月 23日
事務作業などデスクワークを長時間行っていると、「肩がこる」「冷える」「足がむくむ」など、体の不調が出てきがちです。今回は、デスクワークを行っているときに起こりがちな「悩み」を解消する方法を解説します。
目次
・デスクワークのお悩みあるある
・肩こり・腰痛対策は体を動かす
・冷え・乾燥対策は体内から
・むくみ対策は締め付けない
デスクワークのお悩みあるある
デスクワークを行っていると体調が悪くなることは、決して珍しくありません。
ここでは、デスクワークの「おなやみあるある」の代表例を紹介します。
腰痛・肩こり
椅子に座って長時間デスクワークをしていると、肩凝りや腰痛が起こりがちです。
早い人だと、30分も同じ姿勢でいると肩が張ってくる方もいるでしょう。
肩こりは筋肉の緊張による血行不良や眼精疲労、腰痛は座り姿勢が腰に与える負担が原因です。
特に、運動不足の方や長時間細かい作業をしている時に腰痛や肩こりは起こりやすいでしょう。
放置しておくと、腰痛は椎間板ヘルニアや座骨神経痛といった病気の原因になり、肩こりは慢性頭痛、めまいの原因になるかもしれません。
乾燥・冷え
オフィスでの長時間の作業では空調設備の影響により、乾燥や冷えに悩む方が増えました。
乾燥を放置していると皮膚の天然バリアが壊れて外部からの刺激に極端に弱くなり、ちょっとしたことで皮膚が炎症を起こしたり激しい痒みが起こったりするでしょう。
また、冬場はもちろん夏場の冷房による「冷え」に悩む方も多いです。冷えの原因は血行不良といわれていますが、このほかにも筋肉量の低下や自律神経の乱れ、下着の締め付けなどでも起こります。
むくみ
夕方になると、むくみに悩むオフィスワーカーは珍しくありません。特に、ヒールのある靴をはいているとふくらはぎの筋肉が過度に緊張してむくみが起こりやすくなります。
また、靴がフラットでも長時間座り姿勢を保っているとリンパの流れが悪くなり、むくみやすくなるでしょう。むくみを放置していると、血行不良がひどくなり冷えや肩こりの症状が重くなる可能性もあります。
デスクワークのお悩みあるある解消法
では次に、デスクワークのときに起こりがちなお悩みを解消する方法を紹介します。
気軽に実践できるものが多いので、ぜひ参考にしてください。
肩こり・腰痛対策は体を動かす
肩こりや腰痛対策には、体を動かすことが一番です。
同じ姿勢を長く続けていると、どうしても筋肉がこわばって血流も低下します。
また、長時間座っていると「仙骨座位」という、背中が椅子の背もたれについて足を投げ出す格好になりがちです。この「仙骨座位」は腰に負担がかかります。
腰痛を予防したり解消したかったりするなら、15分に1度くらい深く座って背もたれと背の間に隙間を作る良い姿勢を作りましょう。これは「坐骨座位」といって腰の負担を和らげます。
両手を骨盤の上に当てて足を肩幅に開き、背中を反らす「腰痛体操」も効果的です。1回3秒、1日10回ほどやると腰痛改善にも役立ちます。
このとき、肩を回す、肩を上げ下げする、肘を曲げて肩甲骨をあわす感覚で肩を引き、そのまま腕を伸ばすなどすれば肩こりも予防できます。
肩こりは、温めて血流を促進すれば軽くなるので、温湿布などを当てるのも効果的です。
冷え・乾燥対策は体内から
冷え対策には、腹巻きや腰にカイロを貼るなども効果的ですが、ショウガ紅茶など体内から体を温める方法もおすすめです。紅茶は利尿作用もあるので、むくみ解消も期待できます。また、発酵食品も冷えを改善の効果が期待できます。なお、体を温めるなら上半身より下半身、しかも足先がおすすめです。
乾燥対策は保湿効果のある化粧水や乳液を使うのはもちろんのこと、肌の抵抗力を増進させるビタミンB6の摂取がおすすめです。ビタミンB6はピスタチオ、唐辛子、ニンニク、マグロの赤身などに多く含まれています。
むくみ対策はしめつけない
むくみ対策の第一は、足に負担をかけないことです。オフィスワークのときはヒールのある靴を脱いで、スリッパなどで仕事をするといいでしょう。ストッキングやタイツも締めつけすぎないものを選びます。
また、土踏まずのあたりにある「源泉」というツボを刺激すると、血行促進の効果が期待できるので、ゴルフボールなどをデスクの下においてたびたび土踏まずを刺激してやるといいでしょう。
このほか、腰痛体操や肩こり解消で体を動かすとき、足首もまわしてやるとむくみが解消しやすくなります。
まとめ
オフィスのお悩みあるあるは、体を動かしたり食べ物の工夫したりすることでもある程度解消しやすくなります。また、筋力トレーニングをすれば代謝もアップし、腰痛や肩こり、冷えも起こりにくくなります。生活習慣からの改善も試してみましょう。