動悸や息切れは更年期のサインかも
2024年 7月 26日
40〜50代で動悸や息切れが出てきたら、それは更年期のサインかも。この記事では、動悸や息切れの原因と症状の緩和法をご紹介します。
目次
・動悸・息切れの原因
・更年期症状の緩和法
・まとめ
動悸・息切れの原因
①更年期障害
更年期に動悸・息切れの症状が出るのは、女性ホルモンの分泌量が急激に減ることで自律神経が乱れ、心臓の動きのコントロールが上手くできなくなるのが理由です。
②病気
動悸や息切れが症状となる病気は沢山あります。代表的なものとしては、過換気症候群、バセドウ病、心不全、不整脈、自然気胸などです。
特に、子宮内膜症の中でも子宮内膜が肺に定着してしまった場合は、自然気胸を発症しやすくなります。
また、不安やストレスから発症するパニック症にも動悸や息切れの症状があります。日頃から不安に駆られて息苦しくなりやすい人は、深呼吸をしてリラックスするように心がけましょう。
更年期に思い当たる所がない場合は、病気が原因となっている場合が多いです。動悸・息切れを感じたら、まずは病院を受診することをおすすめします。
更年期症状の緩和法
ここでは更年期が原因となる動悸・息切れを対象に、更年期症状全体を和らげるための方法をご紹介します。
①腹式呼吸
腹式呼吸をすることで副交感神経が優位になり、乱れた呼吸が整います。動悸・息切れを感じたらその場で腹式呼吸を行ってください。
腹式呼吸をする時は、背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込みます。この時におへその下に空気を貯めるイメージをしましょう。そして、吸うときの倍くらいの時間をかけて、口から息を吐き出します。
②アロマ
アロマには自律神経やホルモンのバランスを整える作用があります。香りが副交感神経を優位にして、不安やイライラを静めてくれます。気分が落ち込んでしまう時におすすめの香りは、ネロリ・ローズ・ネロリ・ラベンダー・柑橘系の香りです。また、イライラ気味の時はラベンダーやベルガモットの香りがおすすめです。
③食事の改善
食事の時は、炭水化物・脂質・タンパク質をバランスよく摂りましょう。炭水化物や脂質を制限するダイエットは、女性ホルモンの分泌を促す脂肪細胞や自律神経に悪影響を与え、バランスを崩してしまいます。どの栄養素もまんべんなく摂るようにしましょう。
また、体内で女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンも積極的に摂りましょう。イソフラボンを摂り、不足している女性ホルモンを補うことで、ホルモンバランスが改善します。イソフラボンは以下の大豆食品に多く含まれているので、日々の食事に取り入れましょう。
④ホルモン補充療法
ホルモン補充療法(HRT)は、不足分の女性ホルモンを補充することで更年期症状を改善する方法です。補充の仕方は、錠剤や塗り薬、体に貼るシートなど様々です。これらは婦人科で処方を受けることができます。気になる方は婦人科で相談してみてください。
まとめ
動悸や息切れの症状が長期間ある場合や日常生活に支障が出ている場合は、早めに受診するようにしましょう。更年期症状に悩まされている方は、ぜひこれらの対処法を試してみてくださいね。