妊活中のダイエットのポイント!
2024年 7月 26日
妊活中は、妊娠しやすくなるためにも適正体重を保つことが大切です。そのためにダイエットに取り組んでいる方もいらっしゃると思います。そこで、この記事ではその際に意識すべき点や気をつけるべき点をまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 妊活中に意識すべきこと
- 妊活に必須の栄養素
- まとめ
妊活中に意識すべきこと
①体を冷やさない
妊活中は体を温かい状態に保ち、内臓を冷やさないようにすることが大切です。内臓の冷えは、妊娠のしやすさや妊娠した後の赤ちゃんの生育環境に良くない影響を与えます。
そのため、お風呂に入ったり、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動を行うことで血行を良くし、体温を保ちましょう。血行が良くなるとむくみや老廃物が取れやすくなるため、ダイエットにも効果があります。
②栄養バランスを保つ
妊活中には摂りたい栄養素がいくつもあります。そのため、同じものばかり食べる単品ダイエットや、食事をしない絶食、過度に糖質や脂質を制限するダイエットなどは妊活に悪影響を与えます。
妊娠するためには痩せなければいけないと思うあまり、極端なダイエットに走りたくなる時もあると思いますが、妊活を順調に進めるためには1日3食バランスの取れた食事をとることが大切です。
③痩せすぎない
痩せすぎると自分の体に必要なエネルギー自体が不足してしまい、低栄養状態になります。この状態では体が自分の生命維持・エネルギー確保を最優先にしてしまう為、妊娠しづらくなるのです。BMIを計算して結果が18.5以下になった方は、ダイエットをしすぎずに栄養をしっかり摂るようにしましょう。
妊活に必須の栄養素
ここでは、具体的にどの栄養を食事に取り入れるべきなのかをご紹介していきます。
①たんぱく質
たんぱく質は体の組織の元となる栄養素です。自分の体はもちろん、妊娠後は赤ちゃんの体を作る上で非常に重要となります。
たんぱく質には大豆などに含まれる植物性たんぱく質と、肉や魚などに含まれる動物性たんぱく質があります。ダイエット中はついつい肉や魚を避けがちになりますが、この動物性たんぱく質は非常に重要なので、こちらも適度に食べることが大切です。
動物性には必須アミノ酸9種が全て含まれていますが、植物性にはいくつか不足しているアミノ酸があります。ですから、ダイエット中であっても肉や魚を食べることは必要です。カロリーが気になる場合は脂の少ない鶏胸肉や牛赤身肉、良質な脂を含む魚類を選ぶようにしましょう。
②鉄
妊娠中は、赤ちゃんに酸素を届ける為に、いつもの量よりも鉄が必要です。さらに、産後は母乳を作り出す際にも必要な栄養素です。妊娠前に鉄が足りていないと、妊娠後の赤ちゃんの栄養が不足するので、妊活中のいまからしっかり摂るようにしましょう。
鉄はほうれん草、小松菜、大豆、牛赤身肉、レバー、かつおなどに多く含まれています。動物性の鉄は植物性の鉄よりも5倍吸収しやすいため、動物性の鉄はより意識してとるようにしましょう。
③ビタミンE
ビタミンEは妊活に必須のビタミンです。抗酸化作用があり、卵子の老化防止に効果がある上、血流の改善やホルモン分泌の調節にも効果があります。
ビタミンEは主にナッツ類やアボカドなどに多く含まれています。ダイエット中はお菓子を極力控えたいものですが、そんな時はクッキーなどの甘いお菓子の代わりにナッツ類を食べるようにすると、ダイエットと妊活の両方に良い効果が期待できます。
まとめ
妊活中はつい体重が気になって、無理なダイエットに手を出したくなってしまうかもしれません。ですが、特定の栄養をシャットアウトするようなダイエットは、自身の体の健康や妊娠した後の赤ちゃんの健康を損ねてしまいかねません。
ですから、妊活を順調に進めるためにも適度な運動と栄養のある食事を基本として、健康的かつ持続的なダイエットを行っていきましょう。