卵胞期のゆるいお腹にそっと寄り添う…下痢をやわらげる運動のすすめ

「卵胞期に入ると、お腹がゆるくなる…」「なんとなくトイレの回数が増える気がする」そんなお悩みを感じたことはありませんか？ 今回は、そんな卵胞期の“ゆるいお腹”と上手に付き合うための、やさしい運動の工夫をご紹介します。無理のない範囲で、心地よく続けてみてくださいね！

卵胞期の下痢、どうして起こるの？

卵胞期は、排卵に向けて女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌が増える時期です。 このホルモンの影響で腸の動きが活発になりやすく、それによってお腹がゆるくなることがあります。また、排卵に近づくと「プロスタグランジン」と呼ばれる物質も分泌されはじめ、腸を刺激することも。

これらはすべて、体が自然に行っている大切な変化のひとつです。「なんでこんなに調子が悪いのかな…」と責めずに、やさしく受け止めてあげてくださいね。

下痢が気になるときにおすすめの運動対策

激しい運動は控えめに、やさしく体をゆるめる

お腹がゆるいときは、ジャンプや走るなどの激しい運動は避けたほうが安心です。腸を刺激しすぎてしまうと、症状が悪化する可能性もあります。

まずは、ゆったりとしたストレッチや軽い体の動きを取り入れてみてください！

呼吸を意識したストレッチで副交感神経をサポート

下痢のときは、交感神経が優位になって体が緊張していることも多いです。そんなときには、深呼吸を取り入れたストレッチがおすすめです。

たとえば、仰向けに寝て両膝を立て、お腹に手を当てながら、ゆっくりと息を吸って吐くだけでも効果があります！

呼吸を整えることで、副交感神経が働きやすくなり、腸のバランスもととのいやすくなりますよ。

骨盤まわりをやさしく動かして血流アップ

骨盤まわりをゆっくり動かすことで、お腹まわりの血流がよくなり、冷えによる腸の不調も和らぎやすくなります。

おすすめは「骨盤回し」や「キャット＆カウ」のようなやさしいヨガのポーズ。お腹に負担をかけず、ゆっくりと心地よく動かしてみてくださいね。

お腹を温めながらの軽いウォーキングも◎

体力に余裕があれば、カイロなどでお腹を温めつつ、ゆったりとしたウォーキングを取り入れるのもおすすめです。

冷たい風が強い日などは無理せず、室内での足踏み運動やその場歩きでもOKです！体を動かすことで血流がめぐり、腸の働きもやさしく整いやすくなります。

運動時に気をつけたいこと

「お腹の声」を聞いて、無理はしないでください

症状が強いときや、疲れを感じるときは、無理をせずしっかり休みましょう！運動はあくまでも「調子がいいときにできる範囲で」取り入れるもの。

「今日は少し体を休めたいな」と思ったときは、それも立派なセルフケアです。

食後すぐの運動は避けましょう

食後すぐは消化にエネルギーが使われるため、運動をすると胃腸に負担がかかってしまいます。

できれば食後1時間ほどはゆったり過ごし、そのあと軽く体を動かすようにしましょう！

おわりに

卵胞期の下痢は、女性の体がホルモンの変化に合わせて動いている証でもあります。 つらい症状に戸惑うこともあるかもしれませんが、無理のない運動をうまく取り入れることで、少しずつ体がラクになることもありますよ。

「がんばらなきゃ！」と思わず、「今日の私にできること」を、ひとつずつ試してみてくださいね。あなたが少しでも穏やかな毎日を過ごせますように！