卵胞期の頭痛にお悩みの方へ。食事でできる、やさしいセルフケア
2025年 4月 21日

「生理が終わったのに、なんとなく頭がズキズキする…」そんな風に感じることはありませんか?無理をしなくても、毎日の食事を少し見直すだけで、心も体もふわっと軽くなることがあります。 今回は、卵胞期に起こりがちな頭痛をやわらげるための「食事のヒント」をお伝えします。
頭痛予防のカギは「血流」と「安定した血糖値」
卵胞期に起こる頭痛は、エストロゲンというホルモンの変動によって血管が広がったり、逆に収縮したりすることが原因とされています。また、空腹や低血糖も頭痛の引き金になることがあります。 まずは以下のような食事を心がけてみてください。
- 朝ごはんは抜かない
- おにぎりやゆで卵、バナナなど手軽なものでOK
- 1日3食、できるだけ時間を空けすぎずに食べる
「今日はちょっとめんどうだな…」という日もありますよね。そんなときは、一口でもいいので何か食べてみてくださいね。それだけでも体は喜んでくれます。
頭痛を和らげる栄養素は?
おすすめしたいのは、以下の3つの栄養素です。
マグネシウム
血管の緊張をやわらげる働きがあると言われています。
<多く含まれる食材> ・ほうれん草や小松菜などの青菜 ・アーモンド、くるみなどのナッツ類 ・豆腐や納豆などの大豆製品
ビタミンB2
エネルギー代謝を助けて、疲れを和らげてくれます。
<多く含まれる食材> ・卵 ・乳製品(ヨーグルト、チーズ) ・レバー(無理のない範囲で)
水分と電解質
脱水気味になると、頭痛を引き起こしやすくなります。
<おすすめの飲み物> ・常温の水 ・麦茶 ・具だくさんのお味噌汁やスープ
冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、常温か温かいものをゆっくり飲むようにしてみてくださいね。
カフェインや甘いもの、控えたほうがいい?
「頭が痛いときは、コーヒーを飲みたくなる…」そんな方も多いかもしれません。 確かに、カフェインには血管を収縮させる働きがあるため、一時的に頭痛が和らぐこともあります。 でも、摂りすぎると逆に「カフェイン抜きの頭痛」が起きてしまうことも。1日1〜2杯程度にとどめて、ゆっくり味わうのが安心です。
また、急激に血糖値を上げるような甘いスイーツや、脂っこい食事も、頭痛を悪化させることがあるので、なるべく控えめに。 どうしても甘いものが食べたくなったら、バナナや焼き芋、ドライフルーツなど、自然な甘みのあるものを選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
体の調子がいつも通りじゃないと、「私だけおかしいのかな…」と不安になることもあるかもしれません。でも、ホルモンのリズムに影響されるのは、とても自然なことです。
食事は、体と心をととのえる大切な時間。無理に完璧を目指さず、「今日はちょっとだけ気をつけてみようかな」という気持ちで、やさしく食と向き合ってみてください。