卵胞期の腹痛にやさしく寄り添うセルフケア
2025年 4月 20日

「生理の時じゃないのに、お腹がなんとなく痛い…」そんな違和感を感じたことはありませんか?それは、もしかしたら「卵胞期」に起こる体のサインかもしれません。 卵胞期とは、生理が終わってから排卵までの時期のこと。女性ホルモンの変化により、体が少しずつ変化していく大切な準備期間です。この時期、軽い腹痛や下腹部の重だるさを感じる方もいらっしゃいます。 今回は、そんな卵胞期の不快な症状にやさしく寄り添う「食事や運動以外でできるセルフケア」をご紹介します。
お腹を温めて、ほっとひと息
冷えは腹痛を強める原因のひとつです。とくに下腹部の冷えは、血流の悪化や筋肉のこわばりにつながり、痛みを感じやすくなってしまいます。
そんな時は、次のような“温めケア”がおすすめです。ほんのり温かさを感じるだけで、気持ちもふわっとゆるんできますよ。
- 腹巻きや毛布で下腹部を保温
- お風呂でゆっくり湯船に浸かる(38〜40度のぬるめのお湯がベスト)
- 使い捨てカイロや温熱パッドを貼る
呼吸を深く、気持ちもやさしく
痛みや不調を感じると、つい体も心も緊張してしまいがちです。そんな時は、深呼吸を意識してみてください。 おすすめは「4秒吸って、6秒吐く」呼吸法。ゆっくりと吐くことを意識することで、自律神経が整い、体がリラックスモードへと切り替わります。
寝る前やお風呂の中など、リラックスできる時間にぜひ取り入れてみてください。
ゆったりした服装で、体にやさしく
体を締めつける服装は、血流やリンパの流れを妨げてしまいます。腹痛が気になる日は、ウエストまわりに余裕のある服や、柔らかい素材のインナーを選ぶと快適に過ごせます。
「ちょっとオシャレしたい日」でも、締めつけすぎないように意識してみてくださいね。
自分にやさしく、無理しない1日を
この時期、無理に頑張りすぎてしまうと、心身ともに疲れてしまうこともあります。少しでも違和感を感じたら、こんな風に自分をいたわってあげてください。
「今日はこれくらいで大丈夫」と、自分にやさしく声をかけるだけで、気持ちがふっと軽くなることもあります。
- 家事を一部お休みする
- スマホやPCから少し離れて目を休める
- 好きな音楽や香りで気分転換する
信頼できる人に話す・相談する
体の不調をひとりで抱えていると、不安が大きくなってしまうことがあります。そんな時は、家族や友人、もしくは婦人科の医師などに気持ちを話してみてください。
「そんなことくらいで」と思わず、あなたの感じているつらさは、ちゃんと大切なサインです。声に出すことで、気持ちが整理されることもありますよ。
まとめ
卵胞期は、体が排卵に向けて変化していくデリケートな時期です。だからこそ、少しの不調や違和感にもやさしく気づき、丁寧にケアしていくことが大切です。
痛みや不快感をゼロにするのは難しくても、「ちょっと楽になったかも」と思える工夫はきっと見つかります。自分の体と上手に付き合いながら、心地よい毎日を過ごしていきましょう。