月経前の頭痛、それってPMSかも?
2024年 7月 4日
生理が近づくと頭が痛くなることはありませんか?その症状はPMSかもしれません。PMSの特徴や、頭痛の対処法をまとめます。
PMSの症状として頭痛が起こる
PMSの原因ははっきりとは分かっていませんが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」が月経前の黄体期に急激に低下する事で、さまざまな症状が現れると言われています。
PMSは月経が始まる思春期ごろから症状が出始める場合もあり、年齢を重ねるごとに症状が強くなる傾向があります。20代の頃には憂鬱になりやすい傾向がありますが、30代になると怒りやすくイライラすることが多くなり、頭痛などのカラダの症状も出てきます。ライフステージによっても女性ホルモンから受ける影響は変動するため、PMSの症状は固定的ではなく、変化するといわれています。
月経前に頭痛がするのはなぜ?
生理前の頭痛は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が大きく影響しています。上でも述べたように、 エストロゲンは生理前になると急激に減少します。
この急激なエストロゲンの減少によって、幸せホルモンとも呼ばれる脳内の神経伝達物質である「セロトニン」の分泌量も減少してしまいます。 セロトニンが減ってしまうと、脳内の血管が拡張され、脳内の血管が圧迫されます。これにより、生理前に頭痛が引き起こされるのです。
その他の代表的なPMSの症状
PMSの症状はとても多様ですが、主に下の3つに分類され、代表的なものとして丸の中のようなものが挙げられます。
月経前の頭痛対策としてできること
・身体を温める
体を温めるのが有効です。
お風呂に肩までゆっくり浸かってみましょう。緊張がほぐれて血管が拡張し、血流が回復します。
・筋肉を動かす
首から肩の筋肉を動かすのも効果的です。軽いストレッチや筋トレを毎日の習慣に取り入れてみましょう。
・頭痛薬を服用する
なお、頭痛薬を飲むのも効果的ですが、月に15日以上頭痛薬を飲むようになると「薬物乱用頭痛」を発症している可能性があります。もしも慢性的に頭痛があり、頭痛薬が手放せない場合は薬物乱用頭痛の治療実績がある病院を受診するのがおすすめです。