胸の張りが気になる黄体期に。やさしく体を動かすためのヒント
2025年 4月 25日

「最近なんだか胸が張っていて、ちょっと動くと気になる…」そんなお悩みを感じるのは、黄体期に入ったサインかもしれません。 今回は、胸の張りを和らげながら無理なく取り入れられる運動対策を、やさしくご紹介します。
黄体期の胸の張り、なぜ起こる?
黄体期とは、排卵が終わってから次の生理が始まるまでの時期のことです。この期間は、プロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるホルモンが増えて、体にさまざまな変化が起こります。
そのひとつが「胸の張り」。 胸の組織がふくらみ、水分をためこみやすくなるため、「重い」「押すと痛い」「洋服が当たるとつらい」といった感覚が出やすくなります。
「私だけかも…?」と不安に思わずに、「今はそういう時期なんだな」とやさしく受け止めてあげてくださいね。
胸の張りがあるときの運動、どうすればいい?
ジャンプや揺れの強い動きはお休みを
この時期は、胸に強い振動が加わる動きは避けることをおすすめします。 たとえば、ランニングや激しいエアロビクス、縄跳びなどは胸が揺れて痛みを強めてしまうことがあります。
代わりに、ウォーキングやヨガ、軽めのダンスなど、ゆったりとしたリズムの運動を選んでみてください。 特に呼吸に意識を向けながら行う運動は、心も落ち着きやすくなります。
胸をやさしくサポートするインナーを
運動するときは、スポーツブラなど胸の揺れを抑えてくれる下着を身につけましょう。 締めつけすぎないものを選ぶことで、動きやすさも快適さもぐっとアップします。
肌ざわりの良い素材や、やさしく包み込んでくれるデザインのものを選ぶと、心も安心しますね。 「下着を変えるだけでこんなに楽なんだ!」と驚かれる方も少なくありません。
胸まわりと背中をゆるめるストレッチを
胸が張っていると、自然と猫背になってしまったり、肩や背中がこわばってくることがあります。 そこでおすすめなのが、胸まわりや肩甲骨まわりのストレッチです。
簡単にできる動きの一例:
- 両手を背中の後ろで組んで、胸をゆっくり開く
- 肩をぐるぐると後ろ回しにまわす
- 壁に片手をついて、胸から腕にかけて伸ばす
痛みを感じない範囲で、気持ちいいと感じる程度にとどめてください。 「ふう〜っと体がほぐれてきた!」と感じられたら、大成功です。
無理はせず、「今日はおやすみ」も立派な選択
「ちゃんと運動しなきゃ…」という気持ちはとても素晴らしいことです。 でも、黄体期はどうしても体が重くなりがちで、無理をするとかえって疲れがたまってしまうこともあります。
「今日はストレッチだけにしよう」「一駅分だけ歩いて帰ろう」そんなふうに、自分の体にやさしい選択をしてあげることも、心と体の健康にはとても大切です。
おわりに
胸の張りが気になると、運動をする気力がわかないこともありますよね。 でも、無理のない範囲で体を動かすことで、血のめぐりがよくなったり、気分が軽くなったりすることもあります。
大切なのは、「いまの自分に合った動き方」を見つけることです。 そして、どんな日もご自身の体と気持ちに寄り添いながら、「今日もよく頑張ったね」と声をかけてあげてください。