生理中のお腹の張りがつらいときにできる、やさしいセルフケア
2025年 4月 24日

月経中に「なんだかお腹が張って苦しい…」「スカートがきつく感じる…」そんなつらさを感じることはありませんか? 今回は、ちょっとした工夫でできるお腹の張りのセルフケアをご紹介します。ご自身のペースで取り入れられそうなことから、ぜひ試してみてくださいね。
なぜお腹が張るの?
月経中はホルモンバランスの影響で、体に水分をためこみやすくなったり、腸の動きがゆっくりになることがあります。
そのため、ガスがたまりやすくなったり、便秘になりやすくなったりして、「お腹の張り」を感じる方が多いのです。
「ちゃんとケアできていないからかも…」と責めてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは「月経中の体はいつもと違うんだ」と、やさしく受けとめてあげてくださいね。
お腹を温めて、血の巡りをととのえましょう
お腹の張りには、体を温めることがとても効果的です。特に、下腹部まわりの血流がよくなると、内臓の動きもやわらぎ、張りがやさしくほぐれていくことがあります。
おすすめの温め方:
- 湯たんぽを下腹部に当てる
- 腹巻きやレッグウォーマーを使う
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
「お腹があたたかいだけで、ほっとする…」そんな感覚を味わえると、それだけで心まで軽くなります。
締めつけない服で、体にやさしく
月経中は、体がいつもより敏感になっています。特に、お腹の張りが気になるときは、ウエストまわりを締めつけるような服装を避けてみてください。 リラックスできるやわらかい素材のボトムスや、ゴムのきいたワンピースなどを選ぶだけで、不思議と呼吸も深くなり、気持ちもふっとゆるむものです。
「今日はゆったりめの服で過ごしてみようかな?」そんな選択が、心と体のやさしいリズムをととのえてくれるかもしれません。
香りや音で、心をほぐす時間を
お腹の張りには、ストレスや緊張も大きく関係しています。だからこそ、心からリラックスできる時間を意識的にとることも大切です。
おすすめのリラックス法:
- アロマの香り(ラベンダーやゼラニウムなど)が広がる空間で深呼吸
- 心地よい音楽を聴く
- やさしい灯りのもとで静かに過ごす
頭や顔、首まわりのマッサージで気分転換を
お腹が張ってつらいとき、直接お腹を触るのは少し気が進まない…という方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、頭や顔、首まわりのマッサージをしてみてはいかがでしょうか? 頭皮をやさしく指で押したり、首すじをなでるようにマッサージするだけでも、全身の力がすっと抜けていきます。
「なんだか気持ちいいなあ」そんな感覚を大切にしながら、自分の体と仲よくなる時間をぜひつくってみてください。
まとめ
月経中のお腹の張りは、誰かに相談しづらく、つい一人で我慢してしまいがちです。でも、「つらい」と感じていることにちゃんと目を向けて、自分をいたわることは、とても素敵なことです。
毎日をがんばるあなたへ。どうかご自身の体にそっと寄り添って、「今日は少し、やさしく過ごしてみよう」と思えるきっかけになりますように。