月経期の吐き気にやさしく寄り添う、無理なくできる体ほぐしのすすめ
2025年 4月 27日

月経期は、心も体もデリケートになりやすい時期です。ホルモンバランスの影響で、普段はなんともないことでもつらく感じたり、ささいな動きでも疲れてしまったりすること、ありますよね。 特に、「なんだかムカムカする…」「食欲もないし、体を動かすなんてとても無理…」と吐き気を感じる日もあるかもしれません。 今回は、体調が許すときにだけ取り入れていただきたい、無理なくできるやさしい運動ケアをご紹介します。
月経期の吐き気には、まずはしっかり休むことが大切
月経中に吐き気を感じるときは、基本的にはしっかり休むことが最優先です! 体は一生懸命変化に対応しており、疲れやすくなったり、胃腸の働きが落ちたりするのも自然なことです。
横になったり、静かな場所で過ごしたりするだけでも、体は回復に向かって動き出します。 「今日は休む日!」と割り切って、自分にやさしくしてあげてくださいね。
それでも、「少し体を動かしたらラクになるかも…」と感じるときは、無理のない範囲で、やさしい動きを取り入れてみましょう!
ベッドの上でできる深呼吸と体のほぐし
まずは、呼吸を整えることから始めましょう。
- 仰向けに寝たまま、両ひざを立てます
- 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませる
- 口から細く長く息を吐き出す
これを3~5回繰り返すだけでも、体の緊張がふっとほどけていきます!
そのあと、両手を頭の上に伸ばし、全身をぐーっと伸びるようにストレッチしてみてください。 「少しスッキリしたかも?」と感じられたら十分です!
ゆったり肩まわし
座れるようであれば、肩まわりをやさしく動かしてみましょう。
- 背筋をラクに伸ばして座ります
- 両肩を上に持ち上げて、ストンと落とします
- そのあと、肩を後ろにゆっくり5回まわします
肩の力が少し抜けるだけでも、吐き気や重だるさがやわらぐことがあります!
お腹を温めながらのリラックス呼吸
月経期はお腹が冷えて吐き気を感じることもあります。 そんなときは、お腹を温めながら深呼吸をしてみましょう!
- ホットタオルやカイロをお腹にあてる
- 鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐く
温かさと呼吸が合わさることで、体がじんわりと緩んでいきます。 「じわ~っと温かい感じ、気持ちいい!」と感じられたら大成功です!
気をつけたいポイント
月経期の吐き気があるときに体を動かす場合は、次の点に注意しましょう。
- 少しでもつらいと感じたら、すぐに中止する
- 呼吸を止めず、ゆったり続ける
- 動かない自分を責めない
「今日は何もできなかったな…」と感じても、それは体を大切にできた証拠です! 何よりも、ご自身の体と心にやさしく寄り添うことが大切ですよ。
まとめ
月経期の吐き気は、体ががんばって変化に適応している証です。 だからこそ、「動かなきゃ!」ではなく、「今はゆっくりしよう」という気持ちで、そっと自分をいたわってあげてくださいね。
「今日も、自分にたくさんのやさしさを届けられた!」そんなふうに思える時間を、ぜひ大切にしていきましょう。