卵胞期の増える食欲には運動でアプローチ!
2025年 5月 4日

生理が始まってから暫く食欲が止まらず困った!という経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。これは一般的に、この卵胞期に多く分泌されるエストロゲンの影響で代謝が上がり、食欲が増すことが増えるためと言われています。
とはいえ、「食欲が止まらない」「食べても食べても満足できない」という状況に不安を感じたり、自己嫌悪に陥ってしまう女性は多いのではないでしょうか?
実は、このような食欲増加には自宅でもできる簡単な運動も有効であることがわかっています。
この記事では、卵胞期の止まらない食欲の原理と、簡単な運動方法をご紹介します!

卵胞期に食欲が増える原因とは?
卵胞期は、エストロゲンの急上昇によって一時的に食欲が増すことがあります。エストロゲンは本来、満腹感を助けるホルモン「レプチン」と関係していますが、急激な変化により逆に甘いものや高カロリーな食品への欲求が強まることも。また、同時に分泌される黄体ホルモンも、チョコレートやスナックなどへの欲求に影響します。
運動で食欲コントロールしてみよう!
有酸素運動は、食欲を抑えるホルモンの働きを助け、満腹感を促します。ジョギングやウォーキングなどの軽い運動は、ホルモンバランスを整え、卵胞期の食欲変動をやわらげる効果が期待できます。
スクワット
スクワットは、道具もいらず、短時間で体をしっかり動かせる手軽な運動です。
下半身の筋肉を使うことで、代謝が上がり、余分な食欲を自然に抑えるサポートにもなります。
・デスクワークの合間に5回だけ
・子どもがお昼寝している間に軽く10回
・洗濯物を取り込んだ後に数回だけ
このように、「ちょっとしたスキマ時間」にできるのがポイントです。
更年期の方も、無理のない回数から始めれば、冷えや疲れの対策にもつながります。
ヨガやピラティス
ヨガやピラティスは、体をゆっくり動かしながら呼吸を整える運動です。
ストレスをやわらげ、気持ちを落ち着ける効果があるため、つい食べすぎてしまう原因のひとつ「ストレス食い」にも効果が期待できます。
・寝る前に5分だけストレッチ代わりに
・お子さんと一緒に深呼吸しながらポーズを取ってみる
・座ったままできるポーズから始める
など、特別な道具も場所もいらず、静かにできるのも嬉しいポイント。
更年期の方や忙しい毎日を過ごす方でも、自分のペースで無理なく取り入れられます。
心と体をゆるめる時間を少し持つだけで、自然と食欲も穏やかになっていきますよ。
気をつけるポイント:運動のタイミングと量
卵胞期は、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で体力がつきやすく、運動に向いている時期です。このタイミングで軽く体を動かすことで、自然と食欲もコントロールしやすくなります。
ただし、頑張りすぎは逆効果になることも。たとえば、仕事で忙しい方や、育児・介護をしている方、更年期で体調に波がある方など、それぞれの生活に合わせて「無理なく続けられる量」を見つけるのが大切です。
「毎日10分だけストレッチをする」「できる日は夕方に軽く散歩する」など、小さな習慣から始めてみましょう。無理なくコツコツ続けることが、食欲の波を穏やかにする一番の近道です。
まとめ
卵胞期の過剰な食欲は、ホルモンの変動によって引き起こされる自然な現象ですが、運動を取り入れることで、食欲をコントロールし、健康的な体重維持に役立てることができます。有酸素運動やウェイトトレーニング、ヨガなどの運動を習慣化することで、ホルモンバランスを整え、過剰な食欲を抑えることが可能です。運動とともに、食生活や水分摂取にも気を配ることで、より効果的な食欲コントロールが実現できるでしょう。