排卵日のふらつきが気になるときに。心と体にやさしいセルフケアのすすめ

「なんとなくクラッとする…」「いつもより疲れやすいかも」排卵日あたりになると、体のリズムが少し変わるのを感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときは無理をせず、自分にやさしくできることを少しずつ取り入れてみましょう。 今回は、気軽にできるセルフケアをご紹介します。

ゆっくりとした「深呼吸」で心も体もリセット

めまいを感じたとき、実は呼吸が浅くなっていることもあるのです。そんなときは、意識して「深く息を吐く」ことから始めてみてください。

鼻からゆっくり吸って、口から細く長く吐き出すだけでも、自律神経のバランスが整いやすくなります。ふわふわした不快感が少しやわらぎ、心も落ち着いてきますよ。

おうちでも外出先でも、座ったままでできる手軽なリセット法です！

ぬるめのお風呂でゆったりリラックス

排卵期は、なんとなく体が冷えたり、血の巡りが滞ったりしがちです。 そんなときは、ぬるめ（38～40℃くらい）のお風呂にゆっくり浸かってみてください。肩まで浸かる必要はありません。半身浴や足湯でも十分です。

体がポカポカしてくると、ふらつきも落ち着きやすくなり、ぐっすり眠れる準備にもつながります。 お気に入りの入浴剤や香りのアイテムを使うと、気分もやわらぎますね。

心をふわっとゆるめる香りの力を味方に

アロマの香りには、心と体をやさしくととのえる働きがあります。 排卵期の不調には、ラベンダーやゼラニウム、ベルガモットなどの香りが特におすすめです。

ディフューザーがなくても、ハンカチに1滴たらしたり、手のひらで香りを深呼吸するだけでもOKです。 「いい香りだな」と感じるその瞬間に、緊張していた心が少しほどけていくのを感じられるかもしれません。

しっかり休むことは、ちゃんとした“ケア”です

「休むのはサボっているみたいで気が引ける…」そんなふうに思う必要はまったくありません。体が「ちょっと休みたいな」とサインを出してくれているときは、素直にその声を受け取ってあげてください。

ほんの10分でも横になるだけで、回復力がグッと高まることもあります。 明るい光やスマホの画面を少し避けて、静かな時間を過ごしてみてくださいね。

体調の波を「知っておく」ことも大切です

排卵日や生理の前後に起こりやすい不調は、ホルモンの影響による自然なものです。

毎月似たようなタイミングでめまいや疲れを感じるようでしたら、ぜひ手帳やアプリに記録してみてください。 「また来たな」と予測できるだけで、気持ちが軽くなることもありますし、予定の立て方にもゆとりが持てます。

ご自身のリズムを知ることは、いちばんのセルフケアになるかもしれません。

まとめ

排卵期のめまいは、毎日をがんばっている体からのメッセージかもしれません。そんなときは、「何かしなくちゃ」と思いすぎず、「今日はゆっくりしていいんだ」と、自分をいたわってあげてください。

体と心がほっとゆるむ時間が、きっとまた、元気な明日につながっていきます。