排卵期に“ゆらぎのない肌”をキープする ホルモンの揺らぎを乗り越える、肌にやさしい運動とセルフケア
2025年 5月 7日

排卵期は、エストロゲンの分泌がピークを迎えたあと、急激に減少し始め、代わってプロゲステロンの分泌が始まるタイミング。このホルモンの切り替わりによって、肌や心に揺らぎが起こりやすくなります。
特に、皮脂分泌が活発になりやすく、Tゾーンのテカリや吹き出物、毛穴の開きが気になりやすくなるのが特徴。また、肌が一時的に敏感になることもあるため、刺激を避けたケアが求められます。
この時期は、"攻め"よりも"守り"のケアで、肌を穏やかに整えていくことがカギです。

排卵期のカラダと肌の特徴
- エストロゲンが急減し、ホルモンバランスが乱れやすい
- 皮脂分泌が増加し、テカリやニキビが出やすい
- 肌が一時的に敏感になり、赤み・かゆみが出ることも
- 毛穴が目立ちやすく、化粧ノリが悪く感じることも
→ 肌に負担をかけず、うるおいとバリア機能を守ることが大切。
排卵期におすすめの運動:やさしく巡らせる習慣
排卵期は体も心も敏感になりやすいタイミング。過度な運動よりも、リズムよく身体をゆるめる動きが肌と自律神経のバランスに効果的です。
1. ゆっくりストレッチ(5分〜)
朝や入浴後に、首・肩・股関節をほぐすストレッチを行うと、血行が促進されて肌のくすみやむくみ対策に◎。
2. 深呼吸を意識したウォーキング(10〜15分)
呼吸を深くしながら歩くことで、自律神経が整い、ホルモンバランスのゆらぎによる肌荒れ予防に。
→ どちらも“がんばらない”ことがポイント。心地よさを優先して、毎日少しでも続けるのがコツ。
排卵期のセルフケア:皮脂バランスを整えるシンプル保湿
朝晩の基本ケア(2ステップ)
1.刺激の少ない化粧水を手のひらでやさしくなじませる(2〜3回に分けて)
2.水分を閉じ込める軽めの保湿ジェルや乳液でフタをする
→ ベタつかない保湿で、皮脂バランスを崩さずうるおいをキープ。
ケアのポイント
- 朝の洗顔はぬるま湯+低刺激洗顔料で皮脂を取りすぎない
- スクラブやピーリングなどの刺激ケアは避ける
- 肌をこすらず、手のひらで包み込むようなケアを意識
女性ホルモンについて知っておこう
女性の肌と密接に関係しているのが「エストロゲン」と「プロゲステロン」。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)は、肌のハリやうるおいを守る美肌ホルモンで、排卵前まで多く分泌されます。
- プロゲステロン(黄体ホルモン)は排卵後に増えるホルモンで、皮脂分泌を活発にし、肌トラブルの原因になることも。
この2つのホルモンのバランス変化が、周期ごとの肌コンディションを左右します。
まとめ:排卵期は“ゆらぎ”を受け止めて守るケアを
・肌の変化が起きやすい排卵期は、"整える"から"守る"へ切り替え ・無理のないストレッチやウォーキングで心と体をリセット ・皮脂と水分のバランスを保つシンプルな保湿で、肌荒れを予防
排卵期はホルモンの切り替わりによる“小さな不調”が出やすい時期。やさしく整えるケアを取り入れて、ゆらぎの少ない肌を育てましょう。