排卵期の吐き気にそっと寄り添うやさしい運動

排卵期は、女性の体にとってとても大きな変化のタイミングです。ホルモンバランスが急激に変わることで、体調や気分に揺らぎが生じやすくなります。 今回は、無理をしないことを大前提に、吐き気がつらいときでも試してみられる、やさしい運動ケアをご紹介いたします。

無理な運動はNG！

吐き気を感じているときは、基本的にはしっかり休むことが第一です。 体が「少し休んでね」とサインを送っているので、無理に動こうとしなくても大丈夫ですよ！

とはいえ、「少し動いたほうが体がラクになるかも…」と感じるときもあるかもしれません。 そんなときは、激しい運動ではなく、「体と心をゆるめるためのやさしい動き」を取り入れてみてはいかがでしょうか？

深呼吸と簡単なストレッチ

まずは、体を動かす前に、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう！

• 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませる
• 口から細く長く息を吐き出す

これを3回ほど繰り返します

そのあと、座ったままでできる簡単なストレッチをしてみます。

• 首をゆっくり左右に倒す
• 両肩をすくめるように持ち上げて、ストンと落とす
• 手を組んで、前にぐーっと伸ばす

「ちょっとだけ、体が軽くなったかも？」と感じられたら、十分ですよ！

ゆったりとしたウォーキング

もし吐き気が落ち着いていて、「少し体を動かしたいな」と思えたときは、外の空気を吸いながら、5～10分だけの軽いウォーキングもおすすめです。

• 速く歩く必要はありません
• ゆっくり、深呼吸をしながら歩きましょう
• 景色を眺めたり、季節の空気を感じたりすることを意識してみてください

「歩かなきゃ！」とがんばるのではなく、「気持ちいいな～」と感じることを大切にしてくださいね！

リラックス系ヨガポーズ

激しいヨガではなく、呼吸にあわせて体を伸ばすような、リラックス系のポーズを取り入れるのも素敵です。

• 仰向けになり、両ひざを軽く抱える
• 背中をやさしく床に沈めるイメージでリラックス
• 目を閉じて、3～5分ほど深呼吸を続けます

「ただ横になるだけ」でも、十分なセルフケアになります！ 無理にポーズを取ろうとしなくても大丈夫ですよ。

無理せず、自分のペースで

排卵期の吐き気を感じるときは、体も心もいつも以上に繊細になっています。

だからこそ、

• 「今日は休もう」と思ったら、何もしなくてOK！
• 「少しだけ動いてみようかな」と思ったら、やさしい動きを取り入れてみる

そんなふうに、その日の自分に合わせて選んでいきましょう。 「動かないとダメ」「がんばらないといけない」なんて、決して思わないでくださいね！

まとめ

排卵期に吐き気を感じるときは、体ががんばって変化に対応しているとき。 だからこそ、無理をせず、やさしい気持ちで体に寄り添ってあげることが一番大切です。

今日の自分が、少しでも心地よく過ごせるように。 そんな気持ちで、体と心をやさしくいたわっていきましょう！