急な乾燥肌は妊娠の兆候かも?
2024年 7月 26日
最近突然肌がカサカサになってきた…それは、もしかしたら妊娠の兆候かも知れません。とはいえ絶対的な指標ではありませんので、あくまでも参考として見てみてください。この記事では、妊娠中に肌が乾燥する理由と、肌の乾燥を予防する方法をご紹介しています。
目次
・妊娠中に肌が乾燥する理由
・乾燥を放置すると
・乾燥を予防するには
・まとめ
妊娠中に肌が乾燥する理由
①毛細血管の膨張
妊娠すると、おなかの赤ちゃんに多くの栄養や水分を届けるために血流が増えます。それに伴って毛細血管が拡張し、皮膚の表面から蒸発する水分の量が増えるのです。
②水分・栄養不足
通常は、自分が摂取した水分や栄養は全て自分が吸収します。しかし、妊娠すると母体と赤ちゃんで水分と栄養を分け合わなくてはなりません。そのため、母親が今までと同じ量の水分・栄養を摂っているだけでは不足してしまい、肌の水分量が減ったり、栄養不足で肌トラブルが起きやすくなったりするのです。
③ホルモンバランスの変化
妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急に増えます。プロゲステロンは男性ホルモンと似たような働きをするホルモンで、皮脂分泌を促す作用があります。そのため、肌の環境が乱れてニキビなどの肌トラブルになりやすく、乾燥肌を招くのです。
乾燥を放置すると
妊娠時の肌の乾燥に対して何の対策もしないでいると、皮膚内で軽度の炎症が起きてしまい、かゆみが生じることがあります。また、妊娠線の原因にもなります。肌のカサつきに気が付いたら、こまめに保湿するようにしましょう。
乾燥を予防するには
①洗い方・拭き方に気をつける
顔や体を洗う時、ゴシゴシ洗っていませんか?また、拭く時にタオルで肌をこすっていませんか?顔や体を洗うときは洗剤をよく泡立てて、泡で肌の表面をなでるようにして洗いましょう。固めのタオルでゴシゴシしてしまうと、角質層が傷んでしまい、水分が出ていきやすくなります。
また、拭くときはタオルで肌をこするのではなく、タオルで上から軽く叩くようにして水分だけを吸い取らせましょう。
②スキンケア
乾燥肌対策で大切なのは、やはりスキンケアです。肌が乾燥する前に、定期的にボディークリームやローション、軟膏などを塗って肌を保湿・保護するようにしましょう。特にお風呂に入った直後は皮膚から水分が蒸発していきやすいので、お風呂から上がったらすぐに保湿を行いましょう。
③肌に良い環境を整える(紫外線・空調)
肌は簡単にダメージを受けてしまいます。そのため、肌がダメージを受けにくい環境を作ってあげましょう。特に紫外線は大敵なので、日焼け止めやアームカバー、日傘などで皮膚に直接紫外線が当たらないようにしましょう。
日焼け止めを選ぶときに、SPFやPAといった数値が高いものを選ぶと良い、と思っている方が多いかもしれません。ですが、これらは防止効果の持続時間を表しているものです。短時間しか外に出ないのにSPFやPAの高い日焼け止めを毎回つけていると、逆に肌の負担になってしまいます。外出時間の長さに応じて使い分けてくださいね。
また、空調を使用する時には同時に加湿器をつけたり、ボディクリームなどの保湿クリームを塗ってバリア機能を補っておくなどして、乾燥を予防しましょう。
④こまめな水分補給
皮膚から失われた水分は、こまめに飲んで補給しなくてはなりません。のどが渇く前から、1時間に最低でも1回はコップ一杯程度の水を飲むようにしましょう。
まとめ
肌の乾燥が必ずしも妊娠のサインであるという訳ではありませんが、一つの目安として参考にしてみてくださいね。乾燥肌は自分で予防対策ができる症状なので、お肌に潤いを取り戻すために、紹介した対策法をぜひ実践してみてくださいね。