この痛みって大丈夫？生理ってなんで痛くなるの？知って対策する生理痛のメカニズム｜ムーンリーブログ

年々酷くなる気がする…生理痛ってそもそもなぜ痛くなるのか気になりますよね。この記事では生理痛の根本的な原因と、痛くなりやすい要因について解説します。

そもそも生理痛の理由って？

生理とは、生理周期の中で月経期にあたる期間のことです。女性の体は、約28日周期で4つのフェーズを1周します。卵子が成熟し、排卵が起こった後、子宮では子宮内膜が受精卵を迎えるためのベッドのような役割を果たすよう準備を行います。受精しなかった場合は、この厚くなった子宮内膜が不要なものとして血液とともに体外へ排出されます。これが生理の経血になります。この時、経血を排出するために子宮を収縮させる働きをするプロスタグランジンが生成されます。このプロスタグランジンが生理痛の原因になります。プロスタグランジンには発熱や痛みを引き起こす作用があるため、生理痛の痛みの原因となっているのです。

生理痛がひどい原因を知りたい！

「他の人に比べて生理痛がひどい原因を知りたい」「月によって生理痛の度合いが違うのはなぜ？」このような疑問を持っている方もいるでしょう。ここでは生理の痛みに影響を与える様々な要因についてご紹介します。

1.（出産経験がなく）子宮の出口が狭い

とくに10代などの若い女性に多いのが、子宮の出口が狭いことによる生理痛の悪化です。出産経験がない女性は、出産経験のある女性に比べて子宮の出口が狭くなっています。そのため、経血がスムーズに排出されず、子宮が強く収縮するために重い生理中の腹痛などの原因になる場合があります。

2. 体が冷えている

エアコンに長時間当たったり冷たい飲食の摂取を繰り返したりすると、体が冷えてしまいます。また、生理が始まると女性の体は低温期に入るため、体温も低くなっている場合が多いです。このように体が冷えると、血行不良を引き起こすため、生理痛がひどい原因になる場合があります。

3. ストレス

ストレスも生理痛を悪化させる原因です。体はストレスを感じると、自律神経やホルモンバランスが崩れてしまい、その結果血行が悪くなり、月経痛の原因となります。

4. 食生活

食生活にも注意が必要です。細胞中のカルシウム量が増加すると、子宮の収縮が強くなり、生理痛が重い原因となります。また、生理中は子宮内膜と一緒に血液が排出されることによって鉄分が不足する場合が多いですが、鉄分不足による貧血を放置すると、血行が悪化したり、体が冷えることによって結果的に生理痛が悪化することもあります。カフェインの過剰摂取にも注意が必要です。カフェインも生理痛を悪化させることがあります。

Moonlyなどの月経管理アプリを使用することで、生理周期と生活習慣、痛みの時期を記録して何が生理痛が重い原因なのか観察してみるといいでしょう。

まとめ

この記事では、生理中にお腹が痛い理由をメカニズムからご紹介しました。また、生理痛がなぜ重くなったり軽くなったりするのかという疑問に対しては、「子宮の出口の狭さ」「体の冷え」「ストレス」「食生活」などの要因が考えられることが分かります。

次の記事では、年代別の生理痛の変化・特徴や深刻な生理痛の要因として考えられる病気についてもご紹介します。