もしかして膣カンジダ？おりものの色やにおい・量がいつもと違ったらどうするべき？｜ムーンリーブログ

トイレに行って、下着についているおりものに違和感を感じたことはありませんか？おりものは生理周期によって変化するものでもありますが、病気のサインの場合もあります。

そもそもおりものとは？

腟から出る酸性の分泌液の事を「おりもの」と呼びます。量やニオイ、色には個人差があり、生理周期によっても変化していきます。おりものには「腟内部の潤いを保って粘膜を守る」「汚れを排出する」「バイ菌等が子宮内部に侵入するのを防ぐ」など、女性の身体を守るために必要な働きがあります。おりものは健康状態や時期によっても変化します。普段からおりものの状態を把握する事は自身の健康状態を知るうえでとても大切です。正常なおりものは、半透明〜白っぽい色で卵白のように少し粘り気がある状態です。おりものの量はホルモンの影響によって変化し、排卵期や月経期にはおりものの量は増加します。

生理周期とおりものの変化を知ろう

排卵期

排卵期は排卵日とその前後の期間で、約16〜32時間だと言われています。この期間はおりものの量が多く、質感がネバネバとしていて伸びのある感触になります。また、色は透明であることが多いです。

黄体期

黄体期は排卵日から月経が始まるまでの期間を指します、この時期にはおりものの量が減っていき、質感もドロドロとした卵白状になっていきます。その際に、色が透明から白濁した様子へと変わっていくことが多いです。

生理直前

この時期のおりものは量が少ないのが特徴です。また、おりもののドロドロ感がさらに増し、色は白く濁っています。さらに他の特徴として、匂いが酸っぱくなる場合があります。

妊娠初期のおりものの特徴は？妊活に役立てよう！

上手く受精した場合、受精卵は細胞分裂をくり返しながら受精後6日〜7日後に子宮内膜に着床します。そのため、妊娠初期症状と生理前症状は区別がつきにくく、妊娠初期症状を生理と勘違いする方も多いのです。以下の情報を参考におりものの様子を観察してみてください。

妊娠初期のおりものの特徴

量：多くなる

色：白濁・クリーム色・黄色っぽい色。着床出血で少量の血がおりものに混ざり、ピンク色や褐色に変化

状態：サラサラとした粘り気のない状態

におい：酸っぱいニオイがきつくなることもある

着床すると子宮内膜に傷が付き、少量の血がおりものに混ざることがあります（着床出血）。生理初期のようなピンク色や褐色におりものが変化し、出血は2日〜3日程度です。

また、おりものの変化に加え以下の症状を感じたら妊娠の可能性がより高いと考えられます、一度産婦人科で検査してみましょう。

• お腹の張りや下腹部の痛み

• 常に眠い

• 食欲に変化

• めまい・ふらつき

• 熱っぽさ

• 感情が不安定になる

• 便秘

• 胸の張り

対策が必要かもしれないおりものは？

おりものの色は、健康状態やホルモンバランスを示す重要なサインです。おりものが白い場合、通常は健康的ですが、膣にかゆみや異臭がある場合は膣カンジダの可能性があります。また、おりものが茶色い場合は、古い血液が混ざっている可能性があり、月経の終わり頃や妊娠初期のおりものに見られることがあります。黄色いおりものは、細菌感染症の兆候である場合もあり、色だけでなくおりもののにおいが強くなることもあります。さらにおりものが水っぽい場合ですが、これは排卵期に見られることが多く、通常の状態です。しかし、急激におりものが増える原因としては感染症やホルモンの異常が考えられます。このようなおりものの異常が続く場合は医師に相談しましょう。

その他の注意すべき膣の変化

おりものの変化とかゆみが見られる場合、膣カンジダやその他の感染症の可能性があります。また、おりもののかたまりが見られる場合は、カンジダ感染を疑う必要があります。膣分泌物の異常とともに、膣の炎症や乾燥が見られることもあります。特に閉経後の女性は、ホルモンの変化により膣にかゆみや乾燥を感じやすく、感染症のリスクも高まります。これらの症状が現れた場合、早期に婦人科にかかり、処方される膣の病気の薬を使用するなど、適切な対処を行うことが重要です。放置すると病気が進行し、治療が難しくなったり、病気によっては不妊の原因になることがあります。

まとめ

おりものは、女性の健康状態を示す重要なサインです。色やにおいの変化、量の増加や異常が見られる場合は、早めに対処することが大切です。異常を感じたら専門医に相談しましょう。健康を保つためには、日頃から自分の体の変化に敏感になり、異常を感じたら適切な対応を取ることが大切です。